世界木材指標(Global Timber Index:GTI)

世界木材指標(GTI)プラットフォームは、ITTOとマカオ貿易投資振興院(IPIM)の共同事業であり、合法的で持続可能な林産物サプライチェーンを構築する手段として、木材貿易に関する情報とデータの交換と、安定性・透明性・予測可能性のあるビジネス環境におけるステークホルダー間の連携を促進することを目的としています。本プラットフォームは、IPIMの資金提供のもと、グローバル・グリーン・サプライチェーン事務局(GGSC)が運営しています。ブラジル、コンゴ、インドネシア、ガボン、マレーシア、メキシコ、中国の7つのパイロット国と約160の企業や会社がGTIプラットフォームの初期段階に参加しています。

2022年12月(11月分)から、熱帯木材を生産するパイロット国の主要木材企業や、中国の二次加工業者調査から得られたデータなどをもとに、世界木材指標(GTI)マンスリーレポートが発行されています。本レポートでは、一次加工業者向けに、現地の木材伐採量や丸太、製材、合板などの供給動向を提供しています。二次加工業者については、フローリング、ドア、家具などの製品をはじめとする現地の木材加工・製造の動向に焦点を当てています。指標は、生産(伐採)レベル、新規受注、材料・製品在庫、仕入/販売の数量と価格、雇用、納期など、さまざまな要素から算出されています。

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