ITTO、IWPA世界会議で民間セクター支援を強調

2026年4月10日, コロラドスプリングス

小規模チーク生産の促進やあらゆる種類の熱帯木材の市場形成から、国際ビジネス会議の共催に至るまで、ITTOは持続可能性を重視する熱帯木材セクターに対して、広範かつ多岐にわたる支援を提供しています。© Tetra Yanuariadi/ITTO

小規模チーク生産の促進やあらゆる種類の熱帯木材の市場形成から、国際ビジネス会議の共催に至るまで、ITTOは持続可能性を重視する熱帯木材セクターに対して、広範かつ多岐にわたる支援を提供しています。

これは、2026年3月17日から19日に米国のコロラドスプリングスで開催された国際木材製品協会(International Wood Products Association: IWPA)主催の第70回世界木材会議(World of Wood Convention)において、ITTO貿易・産業部長のモハメド・ヌルディン・イドゥリス氏が伝えたメッセージです。

熱帯木材の貿易および市場における国際的視点と民間セクターへの支援に関するプレゼンテーションにおいて、イドゥリス博士は、合法かつ持続可能なサプライチェーン(legal and sustainable supply chains: LSSCs)を構築するためのITTOのプログラムを紹介しました。これは、産業が責任あるかたちで熱帯木材を生産および調達することを確保するための戦略の中核を成すものです。

LSSCプログラムとしては、例えば、インドインドネシアマレーシアタイベトナムなどの国内市場における持続可能な木材利用を促進するためのITTOの進行中および完了済みプロジェクトを挙げることができます。これらの活動には、政策の強化、生産能力の向上、消費者の意識向上などが含まれます。

イドゥリス氏はまた、ドイツ政府の支援のもと6か国で実施されているITTOの主要なチークプロジェクトにも言及しました。このプロジェクトは、小規模プランテーションにおける高品質な木材生産を改善することを目的としており、国際協力および革新的な資金調達を通じてLSSCを支援し、企業および地域社会の双方に恩恵をもたらしています。

グローバル・リーガル&サステナブル・ティンバー・フォーラムの2024年開催時の様子。同フォーラムはネットワーキングおよび知識交換を可能にするITTOのLSSCプログラムの重要な活動です。© GLSTF

ネットワーキングと知識

民間セクターを主要なステークホルダーとする国際協力は、ネットワーキングおよび知識交換を支援するITTOの取組の重点分野であり、LSSCプログラムの目標達成の鍵でもあります。

イドゥリス氏は、ITTOと中国マカオ特別行政区の招商投資促進局(Commerce and Investment Promotion Institute of Macao SAR, China: IPIM)が共催する年次イベントであるグローバル・リーガル&サステナブル・ティンバー・フォーラム(Global Legal and Sustainable Timber Forum: GLSTF)を紹介しました。このフォーラムは、産業および政策分野のリーダー数百名を集め、協力と知識交換を促進するものであり、LSSCプログラムのもう一つの重要な活動です。次回のGLSTFは、2026年9月22日から23日にマカオ特別行政区で開催される予定です。

ITTOはまた、世界木材指標(GTI)を通じて、持続可能な熱帯木材の貿易市場における透明性と効率性の向上を推進しています。2022年に開始されたGTIプラットフォームは、主要国における木材セクターの動向および持続可能性促進の取組に関する月次報告を発表しています。

さらにイドゥリス氏は、写真を用いて丸太体積を算出するスマートフォンアプリの開発を含む木材追跡に関するITTOの先進的取組や、貿易および市場問題について民間セクターと政府が協議する場であるITTO貿易諮問グループ(ITTO Trade Advisory Group: TAG)の活動についても説明しました。