GTIレポート:持続可能なサプライチェーンへの世界的な推進の中、タイの木材市場は2月に活況

2026年3月19日, 横浜

木材利用の拡大を促進するために写真撮影に応じるタウィーキット・ウッド・マート社会のスタッフ。© Taveekij Wood Mart Co. Ltd

最新の世界木材指標Global Timber Index: GTI)レポートによると、タイの木材セクターは2026年2月も上昇傾向を維持しました。また全体的なパフォーマンスが低下する中、いくつかの国では部分的な回復の兆しが見られました。国際熱帯木材機関(ITTO)が支援するGTIは、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの試行対象国における木材セクターの動向を追跡しています。

GTIパイロット国10か国のうち、タイ(54.5%)は50%の基準値を上回り、2か月連続で拡大領域にとどまり、木材セクターの動きが活発であることを示しました。他の国は縮小領域にありました。コンゴ共和国(49.5%)およびブラジル(49.2%)はわずかな縮小を示す数値となり、インドネシア(45.5%)、エクアドル(44.8%)、ガーナ(43.6%)、メキシコ(41.3%)は中程度の縮小を示しました。ガボン(36.8%)、中国(31.1%)、マレーシア(27.2%)は大幅な落ち込みを記録しました。

中国では、春節休暇の長期化により、木材企業の生産および事業活動に顕著な減速が見られました。

専門的なサブインデックスも、2月は全体として縮小を示しました。GTI生産者指数(GTI-Producers Index)は46.8%、GTI木質パネル指数(GTI-Woodbased Panel Index)は40.7%でした。

2月において、GTIのサンプル企業は、需要の低迷、原材料供給の不安定さ、運営コストの上昇といった課題に引き続き直面しました。さらに、エクアドル、ガボン、インドネシアにおける2月の豪雨は伐採および輸送活動を妨げ、持続可能な運営において気候に対するレジリエンスが重要であることを浮き彫りにしました。

タイ・サケーオ県の森林プランテーション。© Forest Industry Organization (FIO)

最新のGTIレポートは、木材資源の高付加価値利用に向けた道筋を強調しています。ブラジルの建設分野では、エンジニアードウッドが低炭素の代替材料としてますます認識されており、加工時のエネルギー消費が少ないこと、炭素隔離能力が高いこと、施工効率が高いことなどの利点も備えています。ガボンでは、オクメ(Aucoumea klaineana)からの抽出物が化粧品およびヘルスケア産業で活用できる可能性を示し、単に単板や合板用の木材資源にとどまらず、グリーンケミストリーやバイオテクノロジーの原料としての位置付けを獲得しつつあります。

また本レポートは、法的かつ持続可能な枠組の推進に向けた取組についても説明しており、マレーシアによるサバ州木材合法性保証システム・プラスの開始、ガーナによる2025年以降400件以上のFLEGTライセンス発行、コンゴにおける森林伐採権の持続可能な管理などが含まれます。

GTI月間レポート, GTI-Producersレポート、GTI-WBPレポート(すべて英語)はwww.itto.int/ja/gti/からご覧いただくことができます。