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プログラム目的

熱帯林の持続可能な経営、熱帯木材の効率的な利用と加工、そして熱帯木材の国際に関するより良い経済情報を促進するため、熱帯林業、熱帯木材産業および関連分野において、メンバー国の人材を開発し、職業的専門能力を強化する。

奨学金の対象となる活動

  1. 国際/地域会議、短期トレーニングコース、業界でのトレーニングインターンシップ、研究教育機関、視察、講義/デモンストレーションツアーへの参加
  2. マニュアルや小論など、技術文書の作成、出版、流通
  3. 大学院研究のための少額の奨学金

    ITTOでは短期活動を優先的に対象とする。

奨学金

奨学金の最高額はUS$10,000である。ITTO奨学金制度は、授業料、トレーニング受講料、会議参加費、交通費、生活手当、書籍手当、その他諸手当を支給する。大学院研究の場合は、授業料の一部あるいは少額の研究費が支給される。授与された助成金は他のプログラムや機関に移行できない。

申請資格

  1. ITTO加盟国の国籍者のみ申請できる。
  2. 奨学金は機関に対してではなく、個人に対して授与される。
  3. 過去にITTO奨学金を受けたことがある者は、最初の奨学金を受けてその奨学金の対象となった活動の最終報告書を事務局に提出してから2年以内はITTO奨学金制度に再度申請できない。

審査

申請は奨学生選考委員会により審査される。選考委員会は6名の審査員で構成され、生産加盟国から3名、消費加盟国から3名となり、議長はITTCの副議長が務める。

優先分野

ITTO行動計画2008-2011年で策定された目標と戦略に基づいて、奨学の対象となる活動は以下の分野一つ以上における人材開発および職業能力開発をねらったものとする(順不同)。

  1. 熱帯木材と林産物の生産を促進し、持続可能な方法で経営されている源からの熱帯木材を促進する
  2. 持続可能な方法で経営されている源からの熱帯木材の採集、加工と利用の効率を改善する
  3. 国際市場での木材と木材製品貿易に関するデータ、知識、予測を改善する
  4. 持続可能な方法で経営されている源からの熱帯木材の供給を改善する
  5. 熱帯森林の源をよりよく保護する
  6. 持続可能な熱帯森林の源の経営
  7. 上記(a~f)のいずれかについて、次のうち該当するもの
    (i) 広報、認知、教育を強化する
    (ii) 情報、知識、技術を共有する
    (iii) 研究開発

選考基準

奨学金制度への申請は以下の選考基準(順不同)に基づいて審査される。

  1. 提案される活動がプログラムの目的と優先分野に一致しているか
  2. 申請者が奨学金制度を利用して行おうとしている活動を行う資格を有しているか
  3. 奨学金制度を利用して行った活動の結果として獲得あるいは進歩する技術と知識が、国内的にも交際的にも幅広い用途と利益につながる可能性があるか
  4. 提案される活動についてコストが妥当か

さらに、以下も考慮される。

  1. 地域的バランスおよびジェンダーのバランス
  2. ITTO優先分野間のバランス
  3. 該当する場合には、トレーニングが行われる言語の能力(コース、会議、視察)

ITTO奨学金制度は主に発展途上国の国籍者に授与される。しかし、次の場合には消費先進国の国籍者に授与することもある。(a) 授与の対象となる活動が産出加盟国で行われるか、その活動が生産加盟国に利益をもたらす傾向にある、(b) 先進国で行われる活動が技術移転される証拠がある。

申請

下記のウェブサイトから、英語、フランス語またはスペイン語でオンライン申請ができます。オンライン申請する前に必ず申請に関する情報と一般的な注意事項をお読みください。
www.itto.int/ja/fellowship/

Should you have any question, please contact the ITTO Secretariat.