ラテンアメリカ:ITTO熱帯統合的火災管理ツールキット(TIFM)地域版の発表

ラテンアメリカ:ITTO熱帯統合的火災管理ツールキット(TIFM)地域版の発表

日付・会場: 2026年9月17日 オンラインウェビナー

熱帯林火災は、アジア、ラテンアメリカ、アフリカの各地で、人々の命や生計、そして生態系に対する脅威を増大させています。近年数十年間で、それまで火災に強いとされていた熱帯の生態系が、急速な土地利用の変化と気候変動に起因する干ばつにより、甚大な焼失被害を受けるようになっています。こうした現象は、CO2排出量の大幅な増加、森林劣化、生物多様性の損失を引き起こすとともに、社会経済や健康への影響をさらに深刻化させています。熱帯林火災に関する科学的知見や伝統的知識、ツール、戦略、事例研究は数多く蓄積されていますが、その多くは断片化しており、意思決定者、土地管理者、地域社会に十分に知られていないか、アクセスが難しい状況にあります。

こうした状況を受け、国際熱帯木材機関(ITTO)は、熱帯林を対象とした統合的火災管理(Integrated Fire Management)のオープンソースリソースを集約した、初のオンライン情報センターを立ち上げます。

熱帯統合的火災管理(Tropical Integrated Fire Management: TIFM)ツールキットは、既存の取組と重複することなく、熱帯地域の火災に関する既存の知識資源、技術ガイドライン、意思決定支援ツールを収集・整理し、一元的に提供する情報せンターです。特に、このツールキットは現場で実践的かつ具体的な支援を提供することを目的として設計されており、最前線で活動する管理者、政策立案者、地域社会が、重要な火災管理リソースを迅速かつ容易に検索、利用し、リアルタイムで実践に活用できるようにします。

TIFMツールキットは、重要な知識のギャップを埋め、現場の専門的な能力を強化することで、ベストプラクティスの推進と、かけがえのない熱帯林景観の保全に向けた大きな一歩となるでしょう。

本ウェビナーでは、ITTOによる「ラテンアメリカにおける熱帯統合的火災管理(TIFM)」を正式に立ち上げます。

参加者は、TIFMツールキットの実践的な活用方法について理解を深めるとともに、火災管理上の課題に対応するため、ツールキットに収録されたガイドラインやツールを確認します。

イベントスケジュール:
2026年9月16日(水)18:00~19:00(メキシコシティ)
2026年9月17日(木)9:00~10:00(東京)

オンラインウェビナーへの参加は、こちら をクリックしてください。

暫定プログラム:

所要時間

視点 / テーマ

講演者

備考

 

確認事項

イ・スミン

 

5 分

開会挨拶

シャーム・サックル氏(ITTO事務局長)

統合的火災管理(IFM)に関するITTOの戦略的ビジョンを紹介し、参加者を歓迎。

10 分

統合的火災管理(IFM)

ブレット・シールズ氏

世界の統合的火災管理(IFM)の動向と、既存のツールや枠組に対して本ツールキットがどのような付加価値をもたらすかについて説明。

10 分

ツールキット・ウェブサイトの紹介

ジェニファー・コンヘ氏(ITTO森林経営部長)

ツールキットの開発の経緯を概説し、主な機能を紹介。

10 分

TIFMツールキット―地域的背景

フェルナンド・カシージャス・ベルナル氏(独立コンサルタント)

プラットフォーム上で利用できる地域別のリソースについて説明するとともに、リソースの収集を通じて得られた教訓を紹介します。

15 分

ディスカッション & 質疑応答

全参加者

(司会:ジェニファー・コンヘ氏)

加盟国から、ZOOMの機能やツールキットへのアクセスに関する技術的・運用上の質問を受け付けます。今後のステップについても検討します。

5 分

閉会挨拶

シャーム・サックル氏

ツールキットの積極的な活用のための今後のステップをまとめます。