Emmanuel Ze Meka departs ITTO after 24 years of service
2015年11月5日
任期中にゼ・メカ氏のリーダーシップと取組みによって数々の優れた成果を挙げました。以下にその一部をご紹介します。
- ITTOテーマ別プログラムを設立し、ITTOと加盟国が熱帯林に関する新たな課題に対応できるようにしました。
- ナレッジマネジメント戦略
- 現地での研修活動(例:熱帯木材生産国における効率的な木材処理技術の推進)
- 重要な政策文書やガイドラインの改訂:
- テクニカルシリーズ:
- 画期的な国際フォーラムを開催し以下を推進しました:
- 熱帯林が提供する環境サービスに対する支払い
- コンゴ盆地における木材加工の推進
- 越境熱帯林地域における生物多様性の保全
- 森林所有権、ガバナンス、中小森林企業
- 森林遺伝資源の保全と利用
また、国際機関やパートナー団体との連携の強化に努めてきました。絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引に関する条約(CITES)事務局とはITTO-CITESプログラムを通じて、そして生物多様性条約(CBD)事務局とは熱帯林の生物多様性のためのITTO–CBD共同イニシアティブを通じて連携してきました。他にも国連食糧農業機関(FAO)、国連森林フォーラム、持続可能な森林経営のためのアジア太平洋ネットワーク(APFNet)、森林のための共同パートナーシップ、国連砂漠化対処条約、ASEAN韓国AFoCo事務局、コンゴ盆地森林パートナーシップ、独立行政法人国際協力機構(JICA)、バードライフ・インターナショナル、民間団体などともパートナーシップを深めてきました。
ゼ・メカ氏は1991年に森林経営部のプロジェクトマネージャーとしてITTOでの勤務を開始し、2000年には林業部、その後は森林経営部の次長を務めました。2007年5月の国際熱帯木材理事会で事務局長に選出され、同年11月6日に就任しました。
ITTO以前には母国のカメルーン政府の上級職に就いていました。退職後は本国に戻る予定です。ITTOの良き友人でありリーダーであるゼ・メカ氏との別れを惜しむとともに、これまでの功績とご指導に感謝申し上げます。