Sustaining agarwood

2015年1月22日

「ITTO-CITESアジア地域ワークショップ:野生及びプランテーションで育つ沈香の管理」の初日。写真提供:K.Ishii, ITTO

15カ国から40人の参加者が1月19日ー23日、インドのグワーハーティーで行われた国際ワークショップに参加して、沈香の保全と持続可能な貿易に関する経験を共有しました。

沈香は特定の樹種、主にAquilariaとGyrinopsの真菌感染によって生み出される芳香性のある木材です。お香や手工芸品に使われるためとても人気が高く、高品質の野性のものは1キロ当たり高いものでは200万ドルで売れます。Aquilaria malaccensisは沈香を作る主な種ですが、需要が高いために収穫されすぎたので1995年にワシントン条約(CITES)附属書IIに掲げられ、また、他のほとんどの種も現在では附属書IIに掲げられています。

本ワークショップはITTOとCITESが共同して行い、インドの環境森林気候変動省が主催し、野生及びプランテーションから収穫される沈香の管理と貿易の動向に焦点があてられました。ワークショップの報告書と発表はITTO-CITESプログラムのウェブ上(http://www.itto.int/cites_programme/) に掲載されます。