ITTOの目標

ITTOの目標

ITTA, 1994で設定されたITTOの目標

  1. 世界の木材経済に関連するあらゆる側面について、メンバー国の間に、協議、国際協力、政策策定のための効果的な枠組を提供する。
  2. 差別のない木材取引慣行を推進するため、協議のフォーラムを提供する。
  3. 持続可能な開発プロセスに貢献する。
  4. 持続可能な方法で経営されている源からの熱帯木材および木材製品の輸出を達成するための戦略を実施するメンバーの能力を、2000年までに強化する。
  5. 持続可能な源からの熱帯木材の国際取引の拡大と多様化を促進する。その方法として、国際市場の構造的条件を改善し、一方では消費と供給継続性の長期的増加を考慮しながら、他方では持続可能な森林経営のコストを反映しつつメンバーに利益をもたらしかつ公正な価格を考慮し、さらに市場へのアクセスを改善する。
  6. 森林経営および木材利用効率を改善するとともに、木材生産熱帯林におけるその他の森林価値を保全し強化する能力を高めるため、研究開発を促進し支援する。
  7. 産出メンバー国がこの合意の目的を達成する能力を強化するのに必要な、新たな追加的財源および専門知識を提供するメカニズムを開発し、それに貢献する。
  8. 国際木材市場の透明性を増加させるため、市場情報を改善する。取引されている樹種関連のデータを含む取引関連データの収集、編集、普及を含む。
  9. 産出メンバー国の産業化を促進し、それによって雇用機会と輸出収入を増加させるため、産出メンバー国の持続可能な源からの熱帯木材の加工を増加させるとともに加工の程度を高める。
  10. 産業熱帯木材森林の再生および森林経営活動、ならびに劣化森林地の復旧を支援し開発するよう、メンバー国を促す。この際、森林資源に依存している地元コミュニティの利益を尊重する。
  11. 持続可能な方法で経営されている源からの熱帯木材輸出のマーケティングと流通を改善する。
  12. 熱帯木材取引の文脈において、木材を産出する森林およびその遺伝資源の持続可能な利用と保全、そして関係地域の生態系バランスの維持をねらいとする国家政策を策定するようメンバー国を促す。
  13. 相互に合意した譲許的優先的取引条件を含むこの合意の目的を実施するため、技術と技術協力へのアクセスとその移転を促進する。
  14. 国際木材市場に関する情報共有を奨励する。